京都は大原、寂光院への参道沿いにある小さな古道具屋です。 ちょっと昔の器、木製の道具類、古物をリメイクしたものなどを扱います。 不定期営業のため、ブログやSNSでお知らせする営業スケジュールをご確認ください。
2023年8月21日月曜日
水晶
石にはまったく詳しくないのですが、鉱物は大好きです。
ご縁をいただき、六角柱の水晶が3つ、やってきてくれました。 (大と小がSOLD OUT)
大きいものは18cm、小さいものは12.5cmの高さです。
水晶は、地殻に多く含まれる二酸化ケイ素がゆっくりゆっくりと時間をかさねて結晶化するのですが、1ミリ成長するのに100年かかると言われています。
1万8千年前、氷河期の旧石器時代からの時間が積み重なっているということになるのでしょうか。
それが掘り出され、大勢の人の手を経て、今ここにある不思議。
古道具屋をしていると、つくづく巡り合わせの妙に感じ入ることが多いです。
<2023年9月 営業スケジュール> 11:00〜15:30頃
2日、5日、7日、11日、13日、19日、22日、26日、29日
※7日のみ、都合により13:30オープンとさせていただきます。
※事前にご連絡いただき調整がつきましたら、休業日や時間外でもご来店いただけます。 月に10回くらいは、そのようにして予約制オープンしております。どうぞご遠慮なくお問い合わせくださいね。(ツキヒホシ 090-5889-1039)
2023年8月10日木曜日
共立陶業
友人からご縁をいただき「共立陶業」さんを訪れたのは、しばらく前のこと。
80余年の歴史を閉じて工場を取り壊されるとのことで、何十年も眠っていた在庫の一部を仕入れさせていただきました。
広い敷地内に入り組んだ動線で部屋が連なり、レンガ造りの立派な煙突や、作業工程を偲ばせる道具類や掲示物が残されていました。
耳をすませば職人さんたちの話し声や足音が聞こえそうなくらい、時間感覚が無くなる不思議なひととき。
私が生まれる以前の新聞紙に包まれた、古いデッドストックがたくさんありました。
B品ゆえに眠っていた在庫も多くあるとのことでしたが、洗ってみるとほとんどが真っさらに綺麗になりました。
やわらかな乳白色。
「流し鋳込み」という製法なので、とても薄くて軽いのが特徴です。
繊細な陽刻模様が入ったお茶碗など、料亭好みの器も。
一輪挿しも可愛いです。
シンプルで使いやすいものが多く、きっと色んな食卓に馴染んで使っていただけると思います。
お求めやすい価格設定にしていますので、お揃いでたくさん揃えたい方にもおすすめですよ。