身近にある自然の植物で編まれた籠たち。
目的にあわせて様々な形に淘汰されてきたカゴの佇まいは、そこにあるだけで安心感を与えてくれるような気がします。
竹、籐、あけび、くるみ、山葡萄、いぐさ、柳、マタタビ、、、
日本で使われる素材だけ見てもたくさんの種類がありますが、
手提げかごを選ぶならば、私は「あけび」の素材が一番好きです。
丈夫で頼りがいがあって、繊細な表情も持ち合わせているあけび。
そのなかでも「こだし編み」は、作り手の技がひときわ冴える編み方のように思います。
西陽をあびて、緻密な手仕事の模様が映し出される時間。
しばし見惚れます。
こだし編みのあけび籠:SOLD OUT