2015年6月26日金曜日

ペンペン草の可能性



植物をこよなく愛する 大原在住の友人、Nさん。

お店に寄ってくれるときは、いつも草花を手土産に持って来てくださいます。

そのお気持ちだけでもすごく嬉しいのに、
さらに、草花について教えてくれる知識が面白くて面白くて。 




先日は、ペンペン草をこんなに爽やかなリースに。


正式には「マメグンバイナズナ」と言って、いつも「ペンペン草」と呼ばれているものよりひとまわり小さな種類だそうです。

道ばたに生えている草が、こんなに愛らしい姿になるとは。



面白きことは、身の回りに山ほど隠れているのですね。 


いつかNさんにお願いして、リースの作り方を教えてもらいたいなあ・・・、と密かに思っています。






7月の営業スケジュールを右サイドに更新いたしました。 


今年は雨がよく降りそうですが、雨の散策もまた楽し。

緑がまぶしいほどに瑞々しく目に映る このごろです。 















2015年6月23日火曜日

先日のお客さま



大きな羽音で、お店に迷い込んできたお客さま。
身体も羽もとても大きかったので、オニヤンマでしょうか。

羽の模様があまりに美しく繊細で。
近くでじっくり鑑賞させてもらいました。 




夏の大原は虫天国ですので、いろんなお客さまがやってきます。


スズメバチだけは、本当に勘弁してほしいのですけれどね・・・。 
















2015年6月21日日曜日

ガラスジャーに梅シロップを



梅仕事の季節ですね。

里の駅で美味しそうな無農薬梅を見つけて衝動買い。



梅シロップを仕込みました。
氷砂糖を切らしていたので、白砂糖と黍砂糖のブレンドで。


ゆらゆらガラスの蓋付きジャーに入れて、日々の変化を見て楽しみます。

たまに蓋をあけては、その香りにうっとり。





昔の吹きガラスで出来た容器は何を入れても可愛らしいのですが、
とりわけ梅やフルーツをつけ込むと、彩りも映えて素敵です。

大勢集まるパーティならば、フルーツポンチやサングリアを入れておくのもオススメ。
そうそう、前回のころころマーケットでは、甘夏クラッシュゼリーがガラスジャーの中に入っていましたね♪ 




小さめのものから大きめのものまで、
個性豊かなガラスジャーをそろえておりますので、お探しの方はぜひ見にいらしてくださいませ。

















2015年6月16日火曜日

河鹿蛙と蛍の夕べ



すくすく育っている田んぼの稲。
気持ち良さそうに風に揺れています。 





夕暮れ時、河鹿蛙の鳴き声が響き渡る時間になると、

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・ 
何十匹もの蛍が舞い踊ります。


河鹿蛙の声に耳を澄ませながら、蛍の舞を楽しむ夕べ。


至福のひとときです。




何世代も後の子どもたちも、この光景を見ることができますように。













2015年6月8日月曜日

ウスイエンドウ



ご近所さんに、ウスイエンドウをたくさんいただきました。 

シンプルに豆ご飯でいただくのが大好きです。


鞘から豆を取り出していると・・・


すでに芽吹いている豆がひとつ。

生命力が漲ってます! 



























2015年6月6日土曜日

猟師の肉は腐らない




「猟師の肉は腐らない」小泉武夫 著



ページをめくるたびに、目からウロコでした。

そう遠くない昔、山で暮らす人々が大切に受け継いでいた知恵の数々。
自然の恵みをいただいて暮らすということ。 
生命と生命の駆け引き。

フィクションではあるものの、筆者の実体験や聞き取りをもとに書かれた世界は、なんとも豊かな自然との関わりに満ちていました。 



私たちの暮らしはこの100年で本当に大きく変化したのだなあ、と思い知らされます。

私が生まれたときには、すでにプラスチック製品が身の回りにあふれていました。
スーパーへ行けば季節を問わず食材が揃い、電子レンジであたためるだけのレトルト食品、インスタント食品も。
蛇口をひねれば水も出るし、ボタンを押せばお風呂が沸き、洗濯だってあっという間。
携帯電話でいつでも友人と連絡が取れ、インターネットで世界中の人たちと知り合うこともできます。

100年前はそれらはすべて無かったのですから、
毎日の生活そのものがまったく違う世界だったことでしょう。


「便利さ」や「暮らしの快適さ」はとても有り難くて恩恵に預かっていますが、
それと引き換えに失ったものたちを、失ったことすら気がつかずにやり過ごすのは、なんだか哀しい。


古道具たちは口数少なくて、あまり多くを語ってはくれませんが、
こちらが当時の生活に思いを馳せれば、その姿はいっそう生き生きとして、
色んなことをささやいてくれるような気がします。


現代でも、野菜を作ったり、山で猟をしたり、海で魚を獲ったり、、、
自然と近い場所で仕事をされている方々は、
昔から受け継がれた知恵や思想を、日々の仕事のなかでごく自然に自分のものとされているのだろうなあと思います。


そんな知恵に触れさせていただける機会を大切にして、暮らしていきたいものです。





里の駅でみつけた、広河原「むぎわらぼうし」さんの無農薬イチゴ。

金継ぎされた器と相性ぴったりです。
















2015年6月3日水曜日

ガラスの器いろいろ



とうとう梅雨入り。
水がはられた田んぼからは、カエルの合唱が聞こえます。

夏に向けて、涼しげなガラスの器たちが集まりました。




サラダにちょうど良いサイズの切子皿や、
プレスガラスのそうめん鉢&レトロな薬味入れ、
ブルーのかき氷鉢、
ヨーグルトを入れるのにぴったりな輪花の高台皿、
見込みに梅の花が象られた冷酒グラス、
ちょっとお洒落に日本酒や食前酒を飲みたいときのリキュールグラス、
ゆらゆらガラスのジュースコップ、
花瓶としても使える爽やかな色合いのピッチャー、
切子の水差し3姉妹・・・ などなど。




写真に収まりきらないので、ぜひ見にいらしてくださいませ。

事前にご予約いただけましたら、休業日でもご来店いただけます。



雨の大原は、緑がひときわ輝きを増し、山から立ち上る霞が美しいです。