古道具 ツキヒホシ
京都は大原、寂光院への参道沿いにある小さな古道具屋です。 ちょっと昔の器、木製の道具類、古物をリメイクしたものなどを扱います。 不定期営業のため、ブログやSNSでお知らせする営業スケジュールをご確認ください。
2025年6月25日水曜日
Smoke Tree
今年も来ました、モフモフの季節です。
見ているだけで、気持ちまでほぐれるような。
優しい空気を漂わせてくれるスモークツリーが大好きです。
今日の店内は、モフモフでいっぱい!
水に活けたまま、ゆっくりとドライにしていただくと、そのまま何年もドライフラワーとして楽しむことができます♪
明日(6/26)、西陣の素敵な八百屋さん「ベジサラ舎」さんにも納品いたします。
ツキヒホシ店舗でも、しばらくの間お求めいただけます。
お花屋さんで購入する価格の3分の1くらいのお値段にしています。
ご予約も承りますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください♪
<2025年 7月 営業スケジュール> 11:00〜15:30頃
3日、5日、10日、16日、18日、21日、24日、29日
※事前にご予約いただきましたら、営業日・営業時間にかかわらず予約制でオープンいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
ツキヒホシ 090-5889-1039 (山本) または インスタグラムDMにてお問い合わせいただけます。
2025年5月27日火曜日
うむ。の余韻
先日の「うむ。」に来てくださった方々、どうもありがとうございます。
出店はたぶん6年ぶりくらいでしたが、刺激的で楽しいあっという間のひとときでした。
美味しいもの盛りだくさん、楽しいおしゃべり、工作したものを嬉しそうに持ち歩く子どもたち、びっくりするほど盛り上がるLiveに、鳥肌もののフラメンコダンサー♪
魂が震えるような感動が詰まった場所でした。
きっとご来場くださった方々もそれぞれに、素敵な出会いを楽しまれたことと思います。
この1日のために準備に奔走してくださったみなさまも、本当にありがとうございました。
さて、こちらの渋いお盆が入りました。
お気に入りのお皿を並べて、晩酌したくなる風情です。
裏面は漆塗りで劣化して剥がれかけていますが、表面は拭き漆で、時代感が良い具合に出ています。
<2025年 6月 営業スケジュール> 11:00〜15:30頃
3日、6日、10日、13日、17日、21日、25日、27日
※事前にご予約いただきましたら、予約制でオープンいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
ツキヒホシ 090-5889-1039 (山本) または インスタグラムDMにてお問い合わせいただけます。
2025年5月15日木曜日
うむ。
毎日のように「ああ、このまま5月がずっと続けばいいのに」と思ってしまう最近です。
畑に蒔いた種たちがすくすく育ち、スナップエンドウはプリップリに実り、新玉ねぎの瑞々しさに(毎年のことなのに)びっくり。
庭でも花が次々と咲いています。
今日は、こんな気持ちいい季節に開かれるイベントの告知です。
西陣にある非公開の禅寺、選佛寺さんで開かれる「うむ。」
清らかな風が吹き抜ける広々とした堂内に、生き生きした人々と選りすぐりの品々が集います。
私も過去に何度もお客さんとしてお邪魔させてもらい、素敵な休日を過ごさせてもらっていました。
作り手さんの心意気を感じる美味しいご飯やおやつを食べながら、庭でかけまわるちびっこたちを眺める幸せ。
このうえなく平和で満ち足りた空気です。
ツキヒホシは、ここ数年は出店活動はおやすみしていましたが、「うむ。」で久々に出店させていただくことになりました。
お声がけいたただいたときからウキウキ♪♪
何を持って行ったら喜んでもらえるかなあ、と考えてきました。
直近の仕入れも良い出会いが多くありましたので、張り切って色々と持っていきますね。
まずはこちらの丸い木製スツール。
古道具としてはたくさん出てくる形なのですが、なんとこれは未使用品でとってもきれいな状態!
滅多に出ません、こんなに良い状態の椅子。
2脚のうち、1脚は座面が松です。もう1脚は不明です。
あとは、前回ご紹介した、レザー張替え済みのスツールも。
そして、子どもたちにぜひ遊んでほしい、おはじき。
たっぷり入ってますので、いっぱい遊んでください♪
数えたら、1袋に160個も入っていました。
デッドストックのおしぼりトレイ。
手編みの素朴な美しさ。まとまって仕入れができましたので、たくさん持って行きます。
あとは、ミモザのドライフラワーや、グラスサイズの生花ブーケ。
写真は昨年の同時期のものです。こんな感じの爽やかなお花をご用意する予定です。
水の入ったカップごとお渡ししますので、水切れの心配は少ないかと思います。
そして、久々に仕入れることができました、大人気の買い物かご。(写真・左)
今回はやや小さめサイズで、状態も良いです。
私物で同じようなものを使っていますが、頼もしい相棒として大活躍してくれています。
大好きなかごなのですが、年々見つけるのが難しくなってきたので、このタイミングで仕入れることができて嬉しい嬉しい。
このほかにも愛すべき古道具たちをお披露目できるように準備中です。
ご興味おありの方はカレンダーの24日にぜひ⭕️をつけてくださいね。
↓<下記、イベント詳細を転載させていただきます> 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
日程 : 2025年5月24日土曜日
時間: 10時から15時半
会場 : 選佛寺
住所 : 〒602-8368京都府京都市上京区御前通西裏上の下立売上る北町581
最寄り : JR山陰本線「円町」駅徒歩約12分、市バス「北野中学校前」約5分
拝観料 : 500円 (中学生以下無料)
◆ SPECIAL LIVE
≪SHU≫ handpan.......... 11:00~
≪菅大祐&A la sowers≫ ...12:30~
◆ PROJECT ◎こどもたちのバザール◎
こどもたちの、こどもたちによる、こどもたちのための商店。手作りのもの、セカンドハンドなど各自の持ち寄ったものを風呂敷一枚分のスペースで販売します。 価値を自分で決める、こどもたちの市場のはじまり。
*「bāzār バザール」は、市場を意味するペルシア語である。 語源としては中世ペルシア語の1つパフラヴィー語のbaha-charから来ており、「物の値段の決まる場所」が原意。
◎建築家の心躍る相談会◎ 一級建築士 坂井隆夫&寺と作る町と並委員会
◎石川奈都子写真館 ◎ (非公開禅寺選佛寺境内にて記念写真撮影) 先着5組様 *11時~15時内でお好きなお時間お選びください *ご予約はインスタグラムアカウント @ishikawanatsuko_photo まで
A)アワガミプリント 六つ切 1枚 ¥18,000- (撮影/アワガミプリント1枚 /データ1枚入り CDR/送料費含む) B)撮影のみ ¥10,000- (後日プリント用データをメール送付)
◆ MARCHE(環の市) ~地球にもこころにもからだにも優しい暮らし~
コメナカハウス(自家製ソーセージとオーガニックヴィーガンカレー)
岡村商店日本茶部&包子部(日々の日本茶と手づくりの中華まん)
アザレア食堂(お弁当やキッシュなど)
TOGO BOOKS nomadik(本と食のあり合う場所/季節の米粉おやつ/季節のお弁当など)
米粉パン睦実&樹月窯 田中敬史(米粉を使ったパンと焼き菓子 / 新作のうつわや花器など )
天然鮭 シャケ屋ササキ (天然鮭のいろいろ、ホットサンド)
RIFIFI STUDIO(地中海料理のお店よりハードな天然酵母のパン)
カレー屋クスン(ビリヤニ、スパイスデリ、など)
しののめ(たい焼き)
やまのは(珈琲、ジュースなど)
イタリア料理Centro(イタリアンジェラートや前菜 )
古道具ツキヒホシ(暮らしの古道具、季節の植物など)
Butterfly on the Stomach(世界を旅して集めた石と紐編み)
en( 日々の暮らしのなかにある日常着 )
みるまに(刺繍とアクセサリー/数秘とタロット)
Astro☆Rico( アクセスバーズなど )
こじま施術院 ( 足半、温石の販売と簡単な施術 )
アトリエとんび(好きなだけ工作体験)
*お車でご来場の方は近隣のコインパーキングへお願いいたします
*自転車は整頓して駐輪スペースへお願いします
*飲食スペースは縁側と境内のみとさせて頂きます
*境内の外は車が通りますのでお子様連れの方は外に出られない様に見守ってください
*ゆずりあって心地よく過ごせるようご配慮ください
2025年5月1日木曜日
アンティークチェア
数年ぶりに、椅子の張り替えに精を出しています。
忘れていた手の感覚を思い出しながら、懐かしい気持ちに浸る作業。
古い釘をはずすときの大変さ。(慣れてないので、手にマメができます。)
クッション材として入れられた藁を見たときの、キュンとする気持ち。(身の回りにあるものを利用した先人たちの工夫に脱帽。)
何色のレザーにしようか迷うときのワクワク感。(これひとつで雰囲気が全く変わります。)
ゆるまないように気を張りながらタッカーで止める緊張感。(久しぶりすぎて余計に緊張。)
仕上げの鋲打ちは、まるで精神修行のよう。(雑念とともに作業すると、鋲が曲がってしまって失敗します。)
なるべく打数を少なく、まっすぐな角度で鋲を打ち付ける作業は、無心の集中力を必要とする最高に楽しい工程♪
そして、張り替えが終わった椅子を眺めるときの幸福感。(これを肴に、お酒が呑めそう。)
最近仕上がったのは、木味の良い子ども椅子。
背もたれの細工が花模様なので、鋲もデッドストックの花型のものを使いました。
そして、キツツキマークでお馴染み、飛騨産業のスツールが3脚。
1脚はすぐに売れてしまったのですが、2脚残っています。
双子のように同じレザーを使いましたが、鋲の色は真鍮と銅で分けてみました。
まだまだ張り替え待ちの椅子たちが居るので、残りはあらためて。
本当は、冬休みの宿題と思って進めていたのですが、思っていた以上に時間がかかってしまいました。
この調子では、全部終わるのは来年かもしれません。そして、その間にまた新たな椅子を仕入れてしまう気もします。。。
<2025年 5月 営業スケジュール> 11:00〜15:30頃
1日、5日、8日、13日、15日、17日、20日、23日、27日、31日
※5日につきましては、もしかすると午後からのオープンとなる可能性があり、前日の夕方に確定します。ご心配な方は、前日夕方以降に一度お問い合わせください。
※事前にご予約いただきましたら、予約制でオープンいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
ツキヒホシ 090-5889-1039 (山本) または インスタグラムDMにてお問い合わせいただけます。
2025年4月15日火曜日
竹かご二段重
「人生60歳を過ぎると、生き様が顔に現れる」と聞いたことがあります。
私が敬愛するこの御方にお会いすると、いつもその言葉を思い出します。
長年、猟師として山をかけまわってきたお父さん、いつも豪快に「わっはっはー!」と笑っていて、人望厚く、京都府猟友会の会長を長らく勤められました。
お父さんが獲って捌いてくるシカやイノシシは、まったく臭みを感じない力強い味で、若かりし20代の私にジビエの美味しさを初めて教えてくれたのでした。
その側でいつも辛口コメントをするお母さんとの掛け合いは、もはや漫才でも聞いているかのような完璧なリズム感で、
とある夫婦喧嘩のときには「あんた!その鉄砲で私を撃ってからお行き!!」と言い放ったお母さんの話は忘れられません。
人情深いお母さんは、私が梅酒を好きなのを知ってからは、いつも自家製梅酒を出してくれるのですが、
体調が悪い時だけは、「あんた、風邪ひいたときはコレ一発やで!」とマムシ酒(もちろんお父さんが捕まえたマムシで自家製)の瓶をドン!と机に置くのでした。
先日、数年ぶりにお会いしても変わらぬ様子に、胸がいっぱいになりました。
血が繋がっていなくても「お父さん」「お母さん」と呼べる人が居てくれることの嬉しさ。
さて。なんでこんな話になったかと言いますと、今日ご紹介するのは、このご夫婦からの委託販売品なのです。
丸型の竹かご2段重。(SOLD OUT)
一見、普通のかごなのですが、、、
取っ手が縮むんです。
珍しい細工で、私は初めて見ました。
仕舞っておくときに取っ手が邪魔にならないような工夫なのでしょうか。
内部が見えないのでどんな仕掛けなのかわからないのですが、「カチッ」と部品がはまる手応えがあり、造り手の遊び心とプライドが詰まっているのが感じられます。
<<2025年 GW 営業スケジュールについてお知らせ>>
◼️4月26日の営業予定日につきましては、大変申し訳ございませんが、クローズに変更させていただきます。
天候によって予定が変わる時期のため、もし「26日が雨の場合はオープンに変更」となりますが、雨の具合によっては当日ギリギリまで予定がはっきりしない可能性もあります。
ご迷惑をおかけいたします。
状況が曖昧なため、ご来店希望の方はお手数ですが一度お電話いただけましたら確実です。
◼️4月29日 営業いたします。ただし、オープン時間が12時の予定となります。交通状況によっては少し遅れる可能性がありますので、ご了解ください。
この日は「大原女時代行列」が催されます。13:00 寂光院を出発 〜 15:00 三千院到着予定です。
◼️5月1日 営業いたします。
◼️5月5日 営業いたします。ただし、5月1日、2日が雨だった場合は、クローズに変更することになります。変更の場合は、前日までにご連絡いたします。
GW以降の営業予定は、また後日ご案内いたします。
ツキヒホシ 090-5889-1039 (山本) または インスタグラムDMにてお問い合わせいただけます。
2025年3月29日土曜日
大きな古時計
大きな大きな古時計。
両腕で抱えるほどの大きさです。
ANSONIAは、1851年創業、1929年まで製造していたアメリカの大手時計メーカー。
ここまで大きな掛時計は希少で、全体の直径64cm! 文字盤だけでも直径は44cmあります。
カバーガラスも100年前に作られた涙ガラスで、反射する景色がゆらいで見えるのが、なんとも素敵です。
文字盤の乳白色の部分は、よく見ると細かな貫入のようなヒビが無数に入っており、古道具好きにはたまらない雰囲気。
ちなみに、13~24までの数字は後から足されたもので、製造時には無かったものです。ちょっと歪んでいるのもご愛嬌。
抜群の存在感なので、リビングあるいは店舗や施設でも、シンボルとして飾っていただくと素敵だろうなと思うのですが、いかがでしょうか。
それまでは、ツキヒホシ店舗でのんびり時を刻んでもらいましょう♪ (SOLD OUT)
尚、単三電池で動くように変更済みです。毎日ネジを巻く必要はありません。
2025年3月25日火曜日
備前たぬき
このまんまるお腹が親近感を誘うのでしょうか。
たぬき徳利は、いつも人気者。
むかしむかし、病気の母狸のために保命酒を買いに来た娘狸なんですって。
「保命酒」を売るための容器として作られてきた焼き物ですが、「古くなるほどに、ケモノらしい顔つきになる」と言われており、たしかにその通り。
近代のものは、ドラえもん的な丸っこいキャラクター化しており、産地は備前から丹波に移っています。
でも古備前の狸は、こんなに凛々しい顔。そして身体のラインは愛嬌たっぷり。
去年、その保命酒の産地である広島県の「鞆の浦」に行く機会がありました。
せっかくなので、この愛すべき狸たちの時代系譜を調べたいと思っていたのですが、
地元の資料館に行っても、保命酒を生産しているお店に行って聞いてみても、あまり詳しいことはわかりませんでした。
顔つきやサイズの違いなどで、時代の判別ができたらいいなと思っていたのですが、、、。
というわけで、現在店舗にある3体の狸たちの時代ははっきりわからないままなのですが、大きさや風合いから見て明治時代までは遡るのではないかと思っています。
とっても良いお顔。
毛並みもはっきりと細やかに浮かび上がっており、状態も◎
ちなみに、鞆の浦はとっても良いところでした。
のびやかな海沿いの町。
ジブリ映画「崖の上のポニョ」のモデルになった場所でもあり、素朴さを残しつつ活気もあふれていました。
<2025年 4月 営業スケジュール> 11:00〜15:30頃
2日、4日、8日、10日、15日、17日、19日、23日、26日
※27日以降、GWの予定につきましては、流動的になりそうです。また後日、ご案内いたします。
※29日は、大原女時代行列が予定されています。13時寂光院を出発し、三千院へ向かって練り歩きます。
※事前にご予約いただきましたら、予約制でオープンできるタイミングもありますので、どうぞお気軽にご相談ください。
ツキヒホシ 090-5889-1039 (山本) または インスタグラムDMにてお問い合わせいただけます。
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