ちょうど1年前に畑を借りはじめてから、タネにも徐々に想いが募るようになりました。
なつかしい童謡が母から子へ受け継がれて来たように、
在来種のタネも毎年毎年畑で育てることで、日本各地で受け継がれてきました。
土地に根ざして、大切に守られて来たタネ。
F1種を否定するわけではもちろん無いのですが、
先人たちが壮大な時間をかけて慈しみながらつないできた在来種のタネが
ひそやかに絶えて行くのは、なんだかたまらなく寂しい。
古道具と違って、タネは年数を置くと発芽しなくなって使えなくなるものがほとんどなので、どこかで誰かが育てないと、つないでいくことができないのです。
きっと昔、貴重なタネは人の動きと一緒に、色んな場所で交換したり譲ったりされてきたはずなのだけれど、現代はなかなかタネを交換したり、タネについて知ることのできる場が少ないように思います。
そんな話のなかから企画が生まれた「たねたね会」。
今回は「種は人づてに旅をするもの」と仰る、
土井孝浩さんをお迎えして種のお話もお聞きしたいと思います。
タネについて知りたい方、交換したい方、想いを共有したい方、ぜひお越し下さい。
※ 会場となる古民家「五右衛門」は、場所がわかりにくいです。
初めてお越しの方は、グーグルマップで地図をご確認いただくか、チラシのマップを参考にするなどして、場所をご確認の上でご来場くださいませ。
※下記、チラシのテキストを抜き出して掲載しています。
たねたね会
~種をつなぐ、食を考える、生命がめぐる~
2017年3月4日(土曜)
10:30~11:30 土井
孝浩さんお話会「種からはじまる食と農」
11:30~12:30頃 タネの交換会
●参加費:300円
●上高野の古民家「五右衛門」にて < 住所:左京区上高野植ノ町5 >
自転車・バイクは駐輪可能。近くにコインパーキングはありませんので、公共交通機関をご利用ください。
叡山電鉄・三宅八幡駅より徒歩約7分。
<土井孝浩さんプロフィール>
1973年生。兵庫県宝塚市出身。
岡山で果樹の栽培を仕事としていた時代に、在来作物(固定種野菜)に興味をもち、種の多様性に魅了される。
現在は丹波春日町にある1反弱の畑で、不耕起・無肥料栽培・自家採種の作物を栽培。
趣味は、在来作物をたずねて全国を旅すること。
ひょうごの在来種保存会の世話人であり、野菜ジュニアソムリエ、雑穀エキスパートの資格所持。
<タネの交換会 >
自家採種のタネを交換しましょう。種は昔から各地を旅し、変わり続けてきました。そんな種の旅が、あなたの畑へ、そして未来へも続いて行くことを願っての交換会です。 種をお持ちでない方もどうぞご参加ください。
★五右衛門カフェも同日開催! (カフェは16:00まで開いています)
おくどさんで炊いたご飯と野草のワンプレートランチ、手づくりスイーツ、ドリップコーヒーなどの出店があります。
★スコップアンドホーさんも出店!
選りすぐりの野菜・加工品などを持って来てくださいます。
★虹色パンダさんも出店決定!(追記)
手づくりケーキや焼き菓子も楽しみです。
★虹色パンダさんも出店決定!(追記)
手づくりケーキや焼き菓子も楽しみです。
<主催・問い合わせ>
せぼらびfarm 石田彌生 080-5349-7066
ツキヒホシ 山本真琴 090-5889-1039