2018年12月7日金曜日

木地師の仕事




まったく思わぬところで、とっても良い仕入れに出くわすことがあります。

先日も幸運が降って来て、良い品にご縁がありました。 




昔むかし、久多の木地師さんがつくった木皿です。
堂々とした欅の木目が、美しい。


何十年を経ていますが、素地の木が曲がってしまうこともなく、整った形を保っています。
きっと素材は数年がかりで乾燥させてあったものを使い、丁寧な仕事をしたのだろうと思います。
名もなき職人さんが、足で轆轤を回しながら木を削り込んでいく姿が思い浮かぶようです。 


椿皿と呼ばれる形で、高さがあるので食卓にリズムを生み、食材を美しく魅せてくれることでしょう。
表面は赤みがかって乾いた質感です。

個人的にとても好み。
きっと早い者勝ちだろうなあ、、、と密かに思っています。



同じ仕入れで、拭き漆のツヤ感のある菓子皿も入荷しました。

取り皿にもちょうど良さそうな、使い勝手のいいサイズ感です。
漆塗りなので、日々気軽に使って洗えるのがいいですね。




そして、これもまた見つけて嬉しかった無垢材のお盆たち。
漆を塗る前の段階で時がとまったまま、出てきた品です。

少しヤスリをかけて、自家製蜜蝋ワックスを塗りました。
ツヤツヤとした栃の木目が輝き、木の良さが手に伝わってきます。

こちらも、早い者勝ち。
飲食店関係の方々のところへ、次々と嫁いでいます。 



木製品がお好きな方、どうぞお早めにいらしてください。