2022年5月5日木曜日

妙鉢の転生(#1~#4)



どこかで長く使い込まれた味わいと雰囲気たっぷりの古道具を、現代の生活に馴染むアイテムとして転生させる。

古道具屋のひそかな楽しみであり、挑戦でもあります。

試行錯誤したのち想像以上に素敵な品ができあがると、あまりの嬉しさに魂が震えます。




お坊さんが儀式で使うシンバルのような道具「妙鉢」は、真鍮などの金属を槌で叩いて作られており、 そこに半世紀あるいは一世紀の時間が積み重なると、なんとも言えない重厚感が加わります。

ランプシェードに生まれ変わってもらうと・・・、光が鈍く反射して槌目が浮き上がり、なんて渋い存在感! 

日中と夜では、雰囲気がガラリと変わるのも面白いです。




実は一昨年に初めて作成したのですが、店出ししてすぐに一目惚れしてくださった方にお求めいただき、ご紹介する間がありませんでした。

妙鉢は入手しづらい品なので、その後時間をかけて探し出し、ふたたび作成できるようになりました。
ペアで5組のストックがあるので、ランプシェード10個分になります。

それぞれに雰囲気も大きさも異なりますので、別のものは後日ご紹介していこうと思います。



今日ご紹介しているものは、直径28cm。2ペア同じものがありますので、在庫としては4個になります。(No.1~No.4)

ソケットはE26で、シーリングカップが付いていますのでコードの長さは65cmまたはそれより短い長さで調整していただけます。(シーリングカップとソケットを含む総丈は最長で90cmです。)

まだ1点しかソケットを取り付けていないので、もしE17のほうが良かったり、コードの色や長さ、シーリングカップの有無などにご希望がある場合は、オーダーをお受けできる状況です。


ピンと来た方は、ぜひ実物を見にいらしてください。