白磁の陽刻モノが好きです。
型押しで模様を浮かび上がらせる陽刻。
ごくごくシンプルな技法なのですが、
その繊細なラインで表現される世界の広がりに心奪われます。
梅・桜・菊などの花々、唐草文様、波しぶき。
自然を愛でる感性がそのまま器に現れているようです。
このような隅切角皿は、幕末〜明治にかけて有田や瀬戸などで量産されました。
探せば探すほど、新たなデザインに出会えるのではないかとワクワクします。
普段使いしていただきたいので、価格は300円〜3000円程度をメインに。
この小さな隅切角皿もそのひとつ。
違う柄でいくつか並べて、ちょこんとおつまみをのせて。
今宵の晩酌が楽しみになりますね。