2017年12月30日土曜日

拭き漆のわっぱ




使い込まれて下地の木部が見えてしまっている、拭き漆のわっぱを仕入れました。

一度やってみたいなあと思っていた拭き漆を試す良い機会!




ヤスリ掛けと拭き漆を3回繰り返すと、見違えるようにつややかに生まれ変わりました。

ちょっと塗りムラは少々あるけれど、耐朽性も増して、安心して使えるようになりました。 


はるか昔、縄文時代までさかのぼる漆の歴史。

かぶれのリスクを冒しても尚、実用と美を兼ね備えた漆を進化させてきた人々の挑戦を思うと、あまりの奥深さに目眩がしそうです。

まだ漆作業でかぶれたことが無いので怖々触っていますが、その世界を垣間みるだけでも楽しい時間です。 






さて。厳冬期(1月〜3月上旬)のツキヒホシは、営業日を少なくしておりますが、事前にご連絡いただきましたらいつでも開けさせていただきます。
どうぞ御遠慮なくお問い合わせくださいませ。

<2018年1月の営業スケジュール>・・・2日、5日、6日、12日、19日、20日、26日、27日
※2日のみ、開始時間が30分程度遅くなる可能性があります。



今年も残すところあと1日。

お店まで足を運んでいただいた方々、ブログを見てくださっている方々、面白いご縁を結んでくださった方々、たくさんの方にお世話になりました。
心より感謝申し上げます。

皆様どうぞ素敵な年末年始をお過ごしください。

2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 













2017年12月21日木曜日

南天球






蹲いの水は凍り、葉には霜が降り、霜柱がニョキニョキと。 

朝のひととき、小さな世界に目を奪われます。






今年も南天球を作りました。

「難を転ずる」縁起の良い南天の実は、花瓶に飾っても長持ちしますが、ドライの状態でも色持ちがとても良い素材です。 


クリスマス飾りに、新年飾りに、その後も長く楽しんでいただけることと思います。

ツキヒホシの店舗は暖房が無いこともありますが、昨年のものは梅雨入りの時期まできれいな色でした。
(部屋の条件等によって変化の程度は変わります。暖房のよくきいた部屋、直射日光があたる場所の場合は、色あせが早い可能性もあります。)





ツキヒホシ店舗でも展示販売していますが、一乗寺の「すみれや」さんでも今日から取り扱っていただいております。 

ご覧頂けましたら嬉しいです。 








2017年12月15日金曜日

初積雪 





少し前まで紅葉を愛でていたのに、昨日の朝は一面の銀世界。 

空気はキンと冷えて鳥も声をひそめる静かな朝、近所の柴犬と子どもたちは駆け回って喜んでいました。





後藤塗四方盆  size : 36cm x 36cm  /   stock : 10
後藤塗角形二段重 size : 15.5cm x 15.5cm  /  SOLD OUT
古伊万里芙蓉手 size : 直径 21cm  /  stock : 10

お正月に食卓を華やかに彩ってくれる後藤塗の漆器が入荷しています。

どれも状態がよく、日常使いにもしていただける手頃な価格です。 


  
後藤丸型二段重  size : 直径23cm  /   SOLD OUT

香川県の後藤塗は細やかな斑模様が特徴の塗り物ですが、派手すぎず上品な佇まいがとても好きです。

どこか素朴さも残るように感じられるのは、この模様を造り出すときに指でたたいたり撫でたりする工程があるからでしょうか。 




鈴竹の買い物かごもはいっています。  SOLD OUT



小皿・豆皿コーナーも賑わっています。
珉平焼は、直しがあるものがやや多いです。




欅の小さな煎茶盆もいますよ。 















2017年12月5日火曜日

紅葉





今年はなんと穏やかな紅葉シーズンだったことでしょうか。

思いがけず早く色づき始めたものの、雨も風もあまり無く、紅葉を長く楽しむ事ができました。


ここ数日の店舗横のモミジの美しさは、ため息がもれるほど。

落ち葉を掃く手をとめては、見とれていました。 



そんな落ち葉掃きの日々も終わりが見えてきたけれど・・・ 


冬のはじまりをできるだけ遅くするかのように、秋の実たちを店にかざって彩りを楽しんでいます。 





美男葛を見上げる、備前狸。

このツブツブ感がたまらなく可愛いです。 





バンザイするご機嫌なこの実は、誰でしょう?