昔のお皿の意匠に心を奪われることは日常茶飯事ですが、、、
古道具屋を始めて以来、何度みてもやっぱりこれが一番のお気に入り、と思うのがこの陽刻豆皿です。
寒い日に、雀が羽をぷっくりふくらませている姿を写し取った「ふくらすずめ」。
「福良雀」、あるいは「福来雀」という漢字をあてて、縁起物としても愛されてきた図柄です。
白磁、白磁に呉須、鉄釉、と3種類のバリエーションがあります。
あまり頻繁に見つかるものではないので、ずっと機会を待っていましたが、、、
やっと3種類がそろいました!
ああ、やっぱり可愛い。
つぶらな瞳、羽の細やかな文様、まあるくふくらんだ身体のライン。
・・・と思っていたら、鉄釉はすぐに嫁いでゆきました。
白磁と呉須は2枚づつ在庫あります。
カケは金継ぎで修復済みです。
なかなか全員集合した状態にはなりませんが、その分、出会えた時の嬉しさはひとしおです。