鳥のたまご?
白玉だんご?
さあ、なんでしょうか?
先日、ふたたび共立陶業さんを訪れたときに出会ったものです。
白くて、まあるくて、すべすべしていて、それぞれ微妙に形が歪んでいます。
その用途とは・・・
「釉薬の粉を水に溶かすときに、この玉を入れることで、ダマになるのを防いで綺麗に溶けるようにするためのもの」
だそうです。
すぐそばには、大きな筒状の容器が転がっていて、鉄の台座の上に乗せると容器ごとぐるぐる回すことができるようになっていました。
摩耗しながら、ひとつずつこの形になっていった時間を想うと、とても愛おしく感じるのは私だけでしょうか。
無作為の美しさに、心揺さぶられました。
そして、そんないくつもの手作業を繰り返して出来上がる、器の数々。
陽刻の美しい御飯茶碗、湯のみ、二段蓋物、大振りのお椀、などなど新たに引き受けてきました。
お買い得価格ですので、まとまった数でそろえたい方にも是非おすすめです。
長い間しずかに眠っていたデッドストックの品、にぎやかな食卓で使ってあげると喜ぶだろうと思います。